『スティーズ AIR TW(Daiwa)』の総合評価
2020年1月発売されたダイワのベイトフィネスリール『スティーズ AIR TW』
『スティーズ』という名前は、Daiwaの中で頂点に位置付けられ、最高峰のモデルにしか付けられないブランドです。
その名の通り、性能は今まで発売されたベイトフィネスリールの中で間違いなくNo.1!
このリールの「何が凄いのか?」というと、今までのベイトフィネスリールが諦めてきたことを完全にクリアしてしまったことなんです。
基本的にベイトフィネスリールというのは、
「軽いルアーを投げられるような設計にすればするほど、繊細なブレーキ調整が必要になる」
という問題を抱えています。
だから、「フィネス性能を取るのか?」それとも、「キャスト時のストレスの少なさを取るか?」で、モデルが二極化されていました。
例えば、『SS AIR』は、軽いルアーをキャストできる性能よりも、ブレーキ調整やバックラッシュなどのキャスト時のストレスの少なさに焦点を置いたリールです。
対して、『T3 AIR』は、ルアーごとに繊細なブレーキ調整が必要だけれども、どんなに軽いルアーもキャストできるフィネス性能に焦点を置いたリール。
そして、この『スティーズ AIR』は、キャスト時のストレスがないのに、フィネス性能も抜群に高い完璧なリールなんです。
唯一、「値段が高い」という欠点こそあるものの、その価値は十分にあります。
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スティーズ AIR TWのスペック表
本体重量 | ◎ | 135gベイトリールの中で最高レベルに軽いです。⇒ ランキング | |
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定価 | × | 68,000円ベイトフィネスリールの中では最も高いです。⇒ ランキング | |
キャスト可能な ルアーの重さ |
◎ | 1g ~ほぼ全てのルアーがキャスト可能です。⇒ ランキング | |
キャストのしやすさ ブレーキ調整 |
◎ | 元々のブレーキシステムが高性能の為、他機種よりバックラッシュしにくい。ブレーキ調整は「20段階のマグダイヤル」で行います。 | |
飛距離 | ◎ | マグネットブレーキでありながらも、軽量ルアーが気持よく飛ぶ。 | |
打ち物 | 6.8 | ○ | ギア比「6.8」は、標準よりもややギア比が高いハイギアタイプ。超ハイギアモデルには敵わないものの、手返しは普通のベイトリールよりも良い為、打ち物系ルアーに向いています。 |
ギア比 9.1 |
◎ | ギア比「9.1」は、他のベイトフィネスリールと比べて、最高クラスにギア比の高い超ハイギアモデル。回収スピードが早く、広い範囲をテンポよく短時間でカバー打ちできます。 | |
巻き物 | ギア比 6.8 |
○ | ギア比「6.8」は、少しギア比が高めではあるものの、巻き物をゆっくり一定のスピードで巻くことはできる。またノーマルギアに比べて、楽に早巻できるメリットもあります。 |
ギア比 9.1 |
× | 少しハンドルを動かすだけで大きくルアーが動いてしまう為、ゆっくりと一定のスピードで巻き続けることが難しい。中には、まともに動かなくなるルアーもあります。 | |
ラインキャパ | ▲ | 6lb-45m、8lb-45m 軽量ルアー向けに特化している為、巻けるラインの量は少なめ。太いラインを巻いた遠投には不向きです。 |
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発売日 | 2020年1月発売⇒ ランキング | ||
メーカーHP |
おすすめモデル
中途半端に色々投げれる6.8ギアを選ぶより、9.1の超ハイギアモデルをベイトフィネス専用タックルとして使うのが、このリールの特徴を一番生かせる → スティーズ AIR TW 9.1L(左)500XXHL