ベイトフィネスリールのメリット・デメリット
ベイトフィネスリールのメリットは、まずスピニングリールのデメリットを知ると分かりやすいです。
スピニングリールの欠点は、「太いラインが適さない」こと。
その理由は、スピニングリールの構造にあります。
スピニングリールはラインを巻き取る際、垂直方向に向いたスプールへラインへ巻き取っていく為、どうしてもラインに「ひねり」が生じてしまいます。
この「ひねり」が非常にやっかいで、少しでもスプールへの馴染みが悪くラインが浮いてしまうと、ラインが絡まってしまうのです。
そこで、太いラインよりも柔らかく柔軟性のある細いラインの方が、スプールへ良く馴染む為、「スピニングリールには細いラインが適している」とされています。
実際、太いラインを巻いてスピングリールを使用すると、スプールの妙な位置にぴょん吉が出来たり、キャスト時に突然ラインが絡まって放出されたりと、様々なライントラブルが頻発します。
また、ラインのバタつきも気になるため、太いラインを巻いたスピニングリールは非常に使い勝手が悪いです。
なお、「ラインの太さに合わせて番手の大きいスピニングリールを使えばいいじゃないか」という意見もありますが・・・
やはり、バス釣りには「2000番」「2500番」あたりの小さいサイズのスピニングリールが手頃です。
それ以上大きくなると、重くてタックルを持った時のバランスが悪く、腕が疲れたりロッドアクションがしにくくなったりと、非常に扱い辛くなってしまいます。
「太いラインが使えない」=「パワーのある釣りができない」
そして、太いラインが適さないという事は、「パワーのある釣りができない」という事にも繋がります。
例えば、木や枝が生い茂るハードカバーの中へノーシンカーワームをキャストして、バスが掛かった瞬間、「ギギギー!!!」っとドラグが出てラインブレイク…
もしくは、木や枝に巻かれてドロン…
スピニングリールでは、こんな悔しいシーンに遭遇します。
もし太いラインが使えていれば…ドラグをもっと強く絞める事ができるのですから、パワーで強引に障害物の中から引き剥がすことができるのです。
しかし、太いラインを使うにはベイトリールを使うしか無い。
でもベイトリールではノーシンカーワームのような軽いルアーは投げられない…
そう、この問題を解決したのが「ベイトフィネスリール」です。
ベイトフィネスリールなら、スピングリールでは扱えなかった太いラインを巻くことができ、スピニングリールと同じように軽いルアーを投げることができる。
これが、ベイトフィネス最大の利点だと言われています。
ベイトフィネスのその他の利点・欠点
その他ベイトフィネスには、以下のような利点があります。
対して、デメリットは以下の通り。