ベイトフィネススプールか?ベイトフィネス専用リールか?

SS AIRのスプール部分の写真

純正リールをよりパワーアップさせる為、さまざまなメーカーがカスタムパーツを販売しています。

そしてその中には、普通のベイトリールをベイトフィネスに対応させる為の「スプール」も販売されてます。

さて、「これらのカスタムスプールを使ってベイトフィネス化するか?」それとも「ベイトフィネス専用リールを購入するか?」どちらを選ぶのが良いのか。

カスタムスプールのメリット・デメリット

カスタムスプールのメリットは、手持ちの余ったリールを使い、低コストでベイトフィネス化できること。

しかし、軽量ルアーに対するブレーキシステムの性能やギア比の適正さなど、ベイトフィネス専用リールには及ばない部分も多いです。

逆に普通のベイトリールをカスタムして、ベイトフィネス専用リール並に軽量ルアーをノンストレスでキャストできるくらいの性能を持たせようとすると、スプールの変更だけでは足りず、T3AIRの価格を軽く超えるカスタムが必要になります。

「ベイトリール」と「ベイトフィネスリール」は使い分けが必要

もしかしたら、「普通のベイトリールをカスタムすれば、ビッグベイトも投げれてスモラバも投げられる万能リールができるのではないか?」と想像している人がいるかもしれませんが、それは無理です。

もちろん、一本のロッドやラインでは、それほど幅広いルアーに対応できないという点もあるのですが、一番の問題は「ベイトフィネスリールのスプールが重いルアーに耐えられない」ことです。

(※T3 AIRの説明書には、「16lb以上のライン又は15g以上のルアーのご使用は、このリールの適正使用条件を大きく超えますのでおやめください。」と記載されています)

これは、ベイトフィネスリールに用いられるスプールが限界まで軽量化されている為で、決められたルアー重量を超えて使用すると、スプールが歪んでしまうことがあります。

ですから、ベイトフィネス用にはベイトフィネス専用リールを用意して、もし余るリールがあるのなら、それは中型~大型用のリールとして、二本のタックルを使い分けるのが一番良い方法となります。

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